ミス連発での初戦のサヨナラ負けにも沈まず、首位西武が苦手オリックスにカード勝ち越しを決めた。これで14カード連続で負け越しなし。

4回、5階席へ飛距離120メートルの3ランを放った渡部聖弥外野手(23)は「チーム的に得点に困る場面は出てくると思うので、そこで今日みたいな本塁打でチームを勝たせられればいいかなと」。全員野球の大事な1人として胸を張った。

3番や4番を任されることもありながら、不調でこの日も8番起用。試行錯誤の中で安打も右方向が増えた。でも予兆はあった。「あれ、すごく良かったです。『あのポイント、いいな』って。そろそろあるかなってちょっと思ってました」。前日20日、左翼ポール際への特大邪飛。しっかり引っ張って翌日、5月6日以来の本塁打につなげた。

西口監督にも「1本出たらポンポン行くと思います」と宣言している。18日の初戦は自身の守備ミスも痛かったが「それで消極的になるんじゃなく積極的に」と沈まない。4回攻撃前、首脳陣は九里対策で「少し前へ、フライを打つイメージで」と打席の立ち位置などを指示し、それも奏功で一挙5得点に。苦境を何とか脱する術が首位西武に備わってきた。【金子真仁】