阪神が3連勝を飾り、セ・リーグ単独首位に躍り出た。先発した高橋遥人投手(30)が1失点で今季5度目の完投勝利(うち4度は完封)。20年11月以来、約5年半ぶりの横浜だったが無双左腕にブランクなど関係ない。球団では85年中田以来41年ぶりの開幕9連勝となり「いや、たまたまです。マジで。でも今日はよくやれたのかな」と“遥人節”で喜んだ。

再三のピンチも好守に救われた。立ち上がり1回無死一、二塁では二ゴロ併殺。先制献上の流れを「本当にみんなのおかげ」で断ち切った。2-0の6回1死一、二塁では遊ゴロ併殺。内角ツーシームを効果的に使い、DeNA打線に3連打以上は許さなかった。

「それ(ツーシーム)以外のボールもそれなりに投げられた。ツーシームは本当にいつも助けてくれる。これからはそれ頼りにならないようにしたい」。高橋はどこまで謙虚。息詰まる2-1勝利に藤川球児監督(45)は「もう高橋しかとれないゲームでしょうね」と最大級の褒め言葉を送った。

「最後まで粘れて投げきれてうれしいです」。高橋の連勝街道は止まらない。【只松憲】

▼高橋が両リーグトップの9勝目。開幕から無傷の9連勝以上は20年に13連勝した菅野(巨人)以来で、阪神では85年に9連勝の中田以来41年ぶり5人、6度目。高橋はすべて先発勝利。47年御園生は4、5勝目が救援勝利で、オール先発勝利の開幕9連勝は37年秋の御園生以来、89年ぶりチーム2人目になる。開幕9連勝以上の投手が誕生した球団のV確率は56%だが、阪神は過去5度のうち4度優勝している。

【動画】阪神高橋遥人が無双!完投で開幕から無傷の9連勝