中日高橋宏斗投手(23)が、50日ぶりの1軍マウンドで8回2失点の好投を見せた。4月26日のヤクルト戦(バンテリンドーム)以来となる今季2勝目。

「久しぶりに大声援の中で投げることができてよかった」と、ファンで埋め尽くされた神宮のナイターの景色を感慨深げに振り返った。初回はわずか5球で3者凡退。2回は先頭の増田に内野安打を許したものの、宮本を二ゴロ併殺、武岡を156キロ直球で見逃し三振に仕留めた。3回から6回までは4イニング連続で3者凡退。味方打線の援護を受けると、最速157キロの直球を軸に6回まで外野へ飛ばされた打球はわずか1本と、相手打線を寄せ付けなかった。

7回は初めて得点圏に走者を背負い、宮本の右翼線適時二塁打と味方の失策も絡んで2点を失ったが、後続を断って切り抜けた。8回も無失点に抑え、守護神松山が9回を締めた。

「どうなるか分からなかったので、とても不安でした」と率直に久々の1軍登板を振り返った右腕。それでも井上監督は「2軍でいろいろ勉強させてよかったと思える投球でした、すごくよかった」と笑顔。2軍では投手コーチや後輩と練習後に投球の基本動作などを見直してきた。「今まで働けていなかったので、次以降が大事になる」と語り、後半戦での巻き返しを力強く誓った。