阪神下村海翔投手(24)が勝利を呼び込む力投を見せた。6回1失点の快投に、プロ初打点。試合は延長11回に2死二塁から高寺望夢内野手(23)が中越えのサヨナラ打。藤川球児監督の46度目のバースデーを今季4度目のサヨナラ勝利で飾った。
3度目の先発マウンドも安定感は抜群だった。150キロ台の直球に、鋭いカットボール、フォークを軸に3回まではパーフェクト。「登板を重ねるごとに試合の入り方が良くなってきている感覚があるので、そこは自信にしていきたいと思います」とうなずいた。
だが、4回1死からDeNA牧に甘く入ったカットボールを左翼スタンドまで運ばれた。前回10日のヤクルト戦(甲子園)でも自責点はソロ本塁打での1点のみ。「前回登板と同じように変化球の抜け球でホームランを打たれてしまっている。使い方も含めて精度を上げていきたい」と唇をかんだ。
それでも自らのバットで取り返した。1点を追う5回無死二、三塁。DeNA篠木の直球を高いバウンドで遊撃へ。このゴロの間に三塁走者が生還し、同点。自身初打点となった。
右ひじのトミー・ジョン手術を乗り越えて復活した、23年のドラフト1位右腕。6回92球を投じ4安打1失点、7奪三振。ここまで計3試合に先発し、5回2失点、6回2失点、そしてこの日は6回1失点と好投が続く。記念すべきプロ1勝は次回登板へ持ち越しも、着実に頼もしさが増す。【村松万里子】



