阪神木下里都投手(25)が自己最速更新の「100マイル超え」を記録した。ヤクルト戦で同点の7回に3番手で登板。3日連続のマウンドとなったが、お構いなし。「気合入りました」と投げるたびギアが上がった。

2死から赤羽に対して、3球目から驚がくの7球連続160キロ(100マイル)超え。球史に残るような爆発的な出力に、球場全体が息をのむような雰囲気に包まれた。5球目には2日前に出した自己最速を1キロ更新する161キロをたたき出した。最後は160キロで空振り三振。連続無失点は14試合に伸びた。

「3連投なので、力も抜けて良かったんじゃないですかね。疲れはないです。もちろん準備もしていた。監督も総力戦と言っていたし、今日もしっかりみんなアウトを取っていくという感じでした」。こともなげに話す姿が頼もしい。

今季は工藤が球団日本人最速の163キロを出してセットアッパーとして台頭。藤川監督は後半戦を前に「木下と工藤を中心にして戦おうと思っている」と、急成長を続ける両腕の位置づけを上げることを宣言していた。そのキーマン指名に応え、2人は初戦から3日連続でマウンドに上がり、いずれも無失点に抑えた。

岩崎、ドリスが中心を担ってきたブルペン陣に、若き剛腕が地殻変動を起こそうとしている。虎の100マイル・コンビが大きな存在になってきた。【柏原誠】

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