決勝戦に武蔵府中と海老名が進出した。武蔵府中-京都は終盤まで接戦となったが、武蔵府中が3-2の7回に4安打と相手のミスなどで5点を挙げて突き放し、8-2で決勝に進んだ。
関東連盟同士の世田谷西-海老名は終盤もつれ、6回に世田谷西が5-3と逆転したが、7回に海老名が3点を入れて再逆転し、世田谷西の4連覇を阻み、初めて決勝にコマを進めた。【赤坂厚】
▶準決勝
武蔵府中 8-2 京都
海老名 6-5 世田谷西
【武蔵府中は21年ぶり優勝狙う】
武蔵府中は競り合いから7回に5点を挙げて8-2で京都を退け、優勝した05年以来の決勝進出となった。1回に無死一塁で2番竹原廉人(3年)が左翼線に適時二塁打を放って先制した。先発小田基生(3年)が1回に2点を失ったが、以降6回まで無安打に抑える好投に、打線も4回に3-2と逆転し、終盤につなげた。竹原は「つなげる意識でやれることをやりました」と笑顔を見せた。好投の小田は「1回は緊張してしまって。2回以降はチームメートが声をかけてくれてほぐれた」と得意の速球を武器に相手打線を抑えた。21年ぶり優勝のチャンスに。小川紀輝監督は「元気を出して、気持ちを持ってプレーさせたい」と話した。
【海老名は再逆転で初の決勝進出】
海老名が10年ぶりの準決勝で飯塚良二監督の読みが当たった。試合前「前半ついていければ、うちは後半打つのでいい勝負になると思います」と話していたが、そんな展開になった。前半は失策が絡んで2,3回に1点ずつ失ったが、4回から登板の中市陸斗(3年)が2回をぴしゃりと抑えて流れを渡さなかった。0-2で5回、3安打で3点を奪って逆転。6回に再逆転されたが「選手たちはあきらめていなかった」(飯塚監督)と、3-5の最終回に1死一塁で1番福角翔太(3年)が左翼越えの適時三塁打を放って塁上で雄たけびをあげてチームを鼓舞。相手の適時失策と犠飛で再逆転に成功した。試合を整えた中市は「気持ちで負けないようにした。スライダーがよかった。これで今大会は8回1失点。調子いいんです」と振り返った。3安打の福角は「流れを変えようと思った。絶対打ちたかったので良かった」と笑顔を見せていた。
【最終回2点差守れず…セタニシ涙】
世田谷西の4連覇がついえた。海老名との一戦は激しい攻防戦に。相手のミスをついて2-0でリードしたが、5回表に3点を奪われた。6回裏、2つの四球を足場に、相手の適時失策が絡んで3点を奪い、5-3として逃げ切り態勢にみえた。最終回、3本の長短打に送球失策もあって3点を奪い返されて再度逆転され、そのまま終戦となった。吉田昌弘監督は「あれだけミスが出たら。今年のチームはこの大会でも危ない試合ばかりでしたし、こんな感じです。よくベスト4に来られた」と話した。
▶6日の決勝(午前9時神宮球場)
武蔵府中-海老名



