西武の8月日程で“完全屋内球場”は4試合しかない。そのうちの1つがルーフオープンデーで屋外に変わったのに、渡辺勇太朗投手(25)は動じずに投げて、5勝目を手にした。

風に乗った被本塁打もあった。一塁のネビンと首をかしげ合ったという。「ぶつけようのないフラストレーションもありましたけど、切り替えて7回2失点で終えられて良かったです」と最後は笑った。

ビジター登板はキライじゃない。大きな声では言えないが、むしろ「僕的にはビジターも好きなので」と明かす。

理由は「時間」だ。

「ホームゲームは練習後、長い時間ブワーッて空いてから試合になるんですけど、ビジターは練習してご飯食べてマッサージ受けてアップして…テンポがいいっす」

ホームゲームでは時間を持て余さないよう、さらには緊迫感が続かないよう、30分ほどの昼寝をすることも多いという。「その日その日で寝られる寝られないは変わってくるんですけどね」と言いながら、最善手を探っている。

ビジターが好きなのは1回表に「試合の雰囲気を感じられるので」という理由もあるし「あとはシンプルに、慣れてない場所でやると新鮮なので、そのへんの楽しさが」と明かす。

とはいえやはり、大声援を浴びることができるホームのやりがいは格別だ。【金子真仁】