阪神が今季5度目の劇的サヨナラ勝利で2位巨人に最大タイ3ゲーム差をつけた。これでリーグ最速60勝に到達し、貯金14も最多タイ。最短20日に優勝マジック「29」が点灯する。
1点ビハインドの9回にドラマが待っていた。1死で佐藤輝明内野手(27)が起死回生の29号同点ソロ。「しっかり強い打球を意識していきました」。ヤクルト清水の外角フォークをとらえた打球は右中間スタンドへ。京セラドーム大阪は瞬く間に大歓声が起こり、続く大山悠輔内野手(31)が左翼席へ特大サヨナラ弾。2者連続アーチでのサヨナラ勝利は球団史上初の快挙となった。
残り36試合で夢の3冠王が射程にある。打率3割1分6厘はリーグ断トツ。この日は初回の先制打と合わせて2打点を挙げ、2年連続4度目のシーズン80打点も独走状態だ。そして本塁打は後輩の森下に並んだ。「向こう(森下)はめちゃくちゃ意識していると思う。僕は変わらず自分の数字に集中して、2人でいい争いができたらいいと思います」。先輩はどっしり構えてキング争いに競り勝つ。
藤川球児監督(46)は「ファンの方が打たせてくれたと思います」と興奮気味に語った。逆にライバル巨人はDeNAにサヨナラ負け。ここで一気に突き放す。【只松憲】
▼阪神は9回に4番佐藤、5番大山の連続本塁打で逆転サヨナラ勝ち。2者連続本塁打でサヨナラ勝ちは23年中日が8月13日広島戦で石川昂→宇佐見で記録して以来になるが、阪神では球団史上初めてだ。また、大山のサヨナラ本塁打は21年9月4日巨人戦以来、通算4本目。サヨナラ弾の球団最多は田淵の6本で、4本は田尾、新庄、福留の3人に並び球団3位タイ。
◆阪神のM点灯 阪神の優勝マジック点灯は最短で20日。条件は阪神が19、20日のヤクルト戦で○○か○△、巨人が19、20日DeNA戦で●●の場合で、M29が出る。



