阪神佐藤輝明内野手(27)がまた土壇場でチームを救った。0-1の9回無死三塁。右腕広沢の外角チェンジアップをしっかりとバットでつかまえた。前進守備の一、二塁間を切り裂く同点打で振り出しに戻した。粘り腰で打線が息を吹き返した。延長10回1死満塁、大山のサヨナラ左犠飛で決着。最短で今日20日にも優勝マジック29が点灯する。

頼もしさは増すばかりだ。佐藤は「いい状態が続いていると思う。しっかり自分の打撃に集中していければ」と話す。前日18日は“劇勝”に導いた。9回1死から29号同点ソロ。続く大山がサヨナラ弾を放って最高の逆転サヨナラ劇となった。2日とも打線がなかなか得点できない苦しい展開で、4番らしい働きをした。勝利打点はリーグトップ。単に数字だけではなく、勝敗に関わる場面での勝負強さが際立っている。

活躍はバットにとどまらない。9回は1死後、カウント2-2からの5球目に好スタート。二塁に迫力満点のヘッドスライディングで飛び込み、二盗を成功。今季6盗塁目でサヨナラ機を作った。延長10回には好守で拍手をもらった。走攻守で魅了できるスタープレーヤー。シーズンは残り35試合。約1カ月半のラストスパートで、主砲の排気量も上がってきた。

▼阪神の優勝マジックは今日20日にも点灯する。条件は阪神がヤクルト戦に○か△、巨人がDeNA戦に●の場合で、M29が出る。

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