ソフトバンク東浜巨投手(36)が、右肩痛を乗り越え、1軍昇格へ向け状態を上げている。残りシーズン33試合だが、その後は2年連続日本一へ向けたポストシーズンも待っている。
「やるからには、もちろん1軍を目指してやりますし、戦力になるためにも、パフォーマンスを上げなきゃいけない」
右ひじは何度も故障してきたが、右肩は初めて。オフにFA権を行使も残留。強い決意で臨んだプロ14年目は、開幕から2軍で先発として回っていた。だが、肩の違和感から5月16日2軍オリックス戦を最後に離脱。肩のひっかかりをなくすための治療とリハビリを続け、7月中旬から投げ始めた。実戦復帰は8月16日同阪神戦。3カ月かかった。
「改めてマウンドにあがることは、いろんな人の支え、協力があってこそ成り立つもんだなと感じます」。支えてくれた夫人、トレーナー、リハビリ担当者などサポートしてくれた人達のためにも、再び戦力になるという気持ちは強い。
復帰戦は3回、37球で3安打無失点。最速は147キロだった。「アベレージの出力を上げないと。変化球の精度も」と、試合の感覚を取り戻す。今週末には復帰2度目のマウンドで球数を増やす予定だ。
次の出番に向け、炎天下の筑後サブグラウンドの外野で50メートルの距離を往復ダッシュ。「(往復)12本走りました」。チーム投手陣最年長は、誰よりも走り込む。昨季までは13年間すべて1軍で投げている。20日の日本ハム戦は延長12回、最後は1軍未登板の木村大成投手(22)しか残っていなかった。通算180試合、76勝の経験豊富な右腕は先発でもロングリリーフでも、どんな役割でも必ず1軍の戦力となれるように、準備を続ける。【石橋隆雄】



