二刀流に取り組む日本ハム柴田獅子投手(20)がプロ1号をかっ飛ばした。「2番・DH」でスタメン出場。6回先頭で、この試合リーグトップ13勝を挙げたオリックス先発エスピノーザのツーシームを右翼スタンドへ突き刺した。「(昨季デビューした)投手の方が先に結果が出るかと。2年目でホームランを打てるとは…いい驚きです」と、かみ締めるように話した。

前の打席に布石があった。2点を追う4回先頭で、左翼線へ二塁打。エスコンフィールド初安打を放ち、5回の守備の間、ベンチに座っていると、新庄剛志監督(54)から頭をちょこんとたたかれた。驚いた柴田が振り向くと「ナイスバッティング。次はライトスタンドに放り込もうか」と声をかけられ、一発回答。柴田は「狙っていいんだなという思いが、固まりました」と感謝した。

主砲レイエスが右ハムストリングス肉離れで離脱中。DHが空いており、新庄監督は「空振りにしてもファウルにしてもポイントがいい。打ちそうな感じがある。(起用は)毎日考えて、になるかと思いますが、明日はDH」と連続でのスタメンを明言した。

残り9戦。本拠地でのCS開催へ、2位西武との競り合いは続く。柴田は昨季、CS前の練習で左足首を負傷し、出場できなかった。「まだ出られるか分からないですが、CSに出られるなら今年が初めて。チームの勝利に貢献するというのが一番。与えられた役割をまっとうするだけ」。20歳の若武者が、好調な打棒で、チームを勢いづける。【永野高輔】

▼日本ハム柴田がプロ1号を放ち、日本ハムは本塁打を打った選手が今季23人目。シーズンに本塁打を打った人数の上位を出すと、(1)90年ダイエー26人(2)19年オリックス25人(3)71年西鉄24人(4)68年西鉄、95年中日、96年巨人、26年日本ハム23人。今季の日本ハムが4位タイとなり、23人以上は7度目。

▽日本ハム田宮(4回に6号2ラン)「無死二塁なので走者を進めようと、思い切り引っ張ったことが良い結果につながりました」

▽日本ハム大塚(5回に6号ソロ)「守備のミスを(伊藤)大海さんに救ってもらったので、何とか取り返したいと思っていました。しっかり振り切ることができてよかったです」

【動画】日本ハム二刀流の柴田獅子がプロ初ホームラン! 新庄監督も喜ぶ>>