中日松葉貴大投手(36)が29日、名古屋市内のナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改に臨み、現状維持の年俸1億円でサインした。昨季、国内FA権を行使して宣言残留し、複数年契約を結んでいた。今季は1軍登板3試合で0勝1敗、防御率5・63と苦しんだ。

複数年契約2年目となる来季に向け、球団には「チームの力になかなかなれなかった。来年工藤新監督の下でしっかり頑張ります、ということをお話させていただきました」と決意を伝えた。

今季は開幕ローテーション入りを逃し、1軍初登板は交流戦。安定した投球を続けるベテランや若手から先発枠を奪うことはできなかった。「昨年と雲泥の差の1年だった」と振り返り、要因には「3月のOP戦でチャンスをつかめなかった」ことを挙げた。

1軍登板3試合はすべてビジターで、バンテリンドームでの登板はなかった。「バンテリンに1度も呼ぶことができなかった」と家族への申し訳なさを口にし、「1年の大半を2軍で過ごし、若手の頑張りを見て、『負けていられない』」と悔しさをにじませた。「来年はバンテリンドームで投げられるように」と巻き返しを誓った。

アマチュア時代から参考にしてきた同じ左腕の工藤新監督の就任には「うれしかった」と笑顔。「第一印象は大事だと思います。1発目の実戦で『使いたい』と思ってもらえるように」と結果にこだわる。プロ15年目、37歳を迎える来季、1軍の先発ローテーション奪取を目指す。(金額は推定)