西武山田陽翔投手(22)が未来を照らした。1日、宮崎・南郷キャンプで50球超のブルペン熱投。甲子園をわかせた近江(滋賀)時代のように左足をしっかり上げる新フォームからの球威あふれる直球には、捕手陣を見守った岡田バッテリーコーチが何度も拍手を送るほどだった。

投げている山田にももちろん手応えが。「シンプルに球速が速くなりました。今日何キロ出てたと思います?」と記者に逆質問。「148?」との回答に「正解!」とアタック25のテンポ。「147もたくさん出ました。だいぶいいっすね」。従来のすり足フォームは並進運動がメインだったが、足を上げることで「回旋エネルギーが強くなりました。投げやすい球種も増えて」と喜んでいる。

自主トレの師匠、平良海馬投手(26)のメジャー移籍が決定的だ。146イニングが空く。西口監督は今季31ホールドの篠原響投手(20)の来季起用を「現時点では未定です」と先発、リリーフで両にらみ。山田が25年のような輝きでリリーフの勝ちパターンで想定できれば、春季キャンプ時点で「篠原=先発」を決断しやすくなる。主役が抜けても間髪なく次代が登場するのが、西武の伝統だ。【金子真仁】