23年全日本選手権優勝&24年アジア選手権銀メダルの中山颯太(22=帝拳)が上々のプロデビューを飾った。ウェンデル・ババソル(24=フィリピン)との56・0キロ契約体重6回戦に臨み、2回2分7秒TKO勝ち。右アッパーでダウンを奪い、連打で仕留めた。

「聖地」後楽園ホールでは大学リーグ戦でも試合しているものの、中山は「ここまで(客席が)パンパンではない。プロの世界ではわき方も違うし、いろいろな声援もとんでくる。1番感じたのは雰囲気の違い」と強調。アマとはグローブの大きさの違いもあり「8オンスだとジャブの感触の違いもある」と率直な感想を口にした。

また地元の福岡をはじめ、100人以上の応援団が集まったという中山は「何もさせない距離感がつくれたからこそ(勝つことが)できた。ジャブで距離感をつくれた」と振り返った。

中山は身長173センチの右ボクサーファイターでアマチュア界で「中山3兄弟」と呼ばれた長男。次男鉱一(21=駒大3年)はオリンピック(五輪)での金メダルを目指し、三男聖也(19)は大橋ジムに入門。今年8月に東京・後楽園ホールで元地域王者のナッタポン・ジャンケーウ(30=タイ)とのプロデビュー戦で6回0分52秒、TKO勝利を挙げていた。

中山は「アマチュアで中山3兄弟は少し有名だったと思うのですが、これからプロのシーンで中山3兄弟を知らない奴はいないぞというぐらいに活躍したい」と決意を新たにしていた。