立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は21日、都内のRISE本部で記者会見を開催し、一部ルールの変更を発表した。新ルールでは関節蹴り(ヒザへの正面からの前蹴り)が禁止になる。伊藤隆代表は「間接への前蹴りを禁止します。GLORYも禁止したんですけれども、そこは統一させていただきたいと思います」と話し、昨年末に65キロ世界最強決定トーナメントを共同開催したGLORYと歩調を合わせるものだと説明した。

一方、そのGLORYは最近、RISEが採用する「1キャッチ1アタック(つかんだ状態からの攻撃は1回のみ可能)」にルールを変更すると発表。GLORY側からもRISEに歩み寄る姿勢を示した。伊藤代表は「より分かりやすく競技を発展させるには、分かりやすいルールが必要ですし、そういう部分でも我々を評価してくれた」と話した。

同代表によると今年もRISEとGLORYが手を組み、昨年末の8人による1DAYトーナメント以上のものを提供する用意があるという。「65キロで昨年は8人だったんですけど、今年は1年かけて。決まり次第発表しますけど、かなりの人数で1年かけたトーナメントのシリーズをつくりたい。そして65キロだけでなく、他の階級にもスポットを当てることを検討しています」と、ファンがワクワクするようなプランを明かした。

また、昨年フライ級(51・5キロ)王座を戴冠した那須川龍心(18=TEPPEN GYM)にGLORYが興味を持っており、「ぜひ試合を組みたい」と前向きな姿勢であることも伊藤代表の口から示唆された。GLORYとしては、現在は設定されていない軽量級に進出するきっかけをつくる上で、龍心の存在が魅力的なのだろう。

世界最大の格闘技団体UFCを筆頭に、MMAが隆盛を極める現在においても立ち技格闘技は間違いなく面白い。そんな中、日本人選手が世界を目指す上でGLORYとONEは避けては通れない。RISEではONEフライデーファイツにも多くの選手を出場させており、GLORYとのさらなる接近も、とてもスマートな動きと言えるだろう。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)