立ち技打撃格闘技のRISEは26日、「RISEワールドシリーズ2026東京大会~GLORY×RISEラストフェザーウェイトスタンディング・トーナメントFinal~」(6月6日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた)で激突するRISE世界スーパーフライ級(-53キロ)王者・大﨑一貴(29=OISHI GYM)と、RISEスーパーフライ級王者・那須川龍心(20=TEAM TEPPEN)のオンライン会見を実施した。
本来53キロの2人が今年開催される55キロ世界トーナメント出場も見据えて-55キロで対戦する。軽量級キックボクシングの今後を占う最重要の一戦だ。以下、2人の主な一問一答。
-まず今の練習の状況とかトレーニングの状況はいかがでしょうか
大﨑「追い込みも順調にできていて、充実した日々が過ごせているので、試合まであと少し、しっかり仕上げて、というような感じですね」
龍心「自分も帝拳でユーリ(阿久井政悟)選手とやらせてもらったり、本当にいろんな経験をさせてもらってここまで来てるので。本当に自分自身、今回しっかり準備できてる実感もあるし、本当にぬかりなくできてる実感があるので。それをいかに試合に出せるか。今回は自分の自我みたいなものを出せればいいなと思ってますね」
-試合が決まってから、相手のことを研究して練習していく中で、どんな印象を持っていますか
大﨑「やっぱりスピードは速いなっていうのと、あとは一発もあるんで。そのタイミングでもらわないようにだけ気をつけないといけないなっていうのがあります」
龍心「とにかく我慢強いなっていう。我慢強い選手だし、なおかつ連打できるパワーもあるみたいな。そういう感じですね」
-どんな試合をして、どんな勝ち方をお客さんに見せたいと思っていますか
大﨑「僕のスタイル的にKOを狙いに行くのはもちろんですけど、やっぱりどっちが勝ったか分からないような試合じゃなくて、分かりやすいような差をしっかりつけて勝つような試合にしたいと思っています」
龍心「分かりやすいような勝ち方っていうのはありますし、圧倒できれば圧倒したいですし、いろんな展開を自分の中でも想像しているし。きつい展開になると思っているので、その中でいかに差を見せつけられるか、KOできるかっていうところかなと思いますね」
-この試合の勝者が世界トーナメントに向けてというところもありますし、今後のRISEの軽量級がどう盛り上がっていくかに関わる一戦だと思います。その意味でどういう試合をしたいですか
大﨑「龍心選手がどんどん上がってきて強いのはもちろん分かっているんですけど、世界チャンピオンとして、そこの差をしっかり見せる試合にしようと思っています」
龍心「今回、下馬評的に不利って言われることも多いですし(国内の)チャンピオンになっていきなり世界チャンピオンと、タイトルマッチではないですけど、できるってこともあって、すごい自分自身チャンスだと思いますし、(世界)トーナメントがあるから頑張るとかじゃなくて、この大﨑一貴っていう男を倒すために今やってる感じだし。下馬評不利って言われてる中でいかに倒すか、勝ちにいくかっていうところだと思うんで。本当に今回はしっかり周りの声とかじゃなくて、自分の自我をしっかり出してガンガン行こうかなと思ってます」
-今回リミットは55キロですが、実際に計量時にはどのくらいの体重をと考えていますか
大﨑「計量当日は55キロを狙って調整はしています」
龍心「55ぐらいですかね。(普段のようにそこから)プラス2キロ落とすのはなかなか大変なんで」
-この55キロで自分のどういうところが生きてくると思いますか
大﨑「パワーの部分ではもともと龍心選手よりは上かなと思っている部分もあるし、そこが55だとさらに差が出るんじゃないかなとは思っています」
龍心「55でプラスになるところあるんですかね?(笑い) 53でもちっちゃい方なんで。プラスになることはないですけど、減量が楽なんでストレスが体にかからないかな、ぐらいのイメージですね」
-それでは龍心選手はそういった状況の中、何で大﨑選手を上回ろうと思っていますか
龍心「元からやっている技術であったり、今やっていることを突き詰めたり。そういうのをやっていれば負けないと思っていますし、自分の中でも確立しないといけないので。そこで勝ちにいきますね」
-大﨑選手は今、龍心選手が言った技術に関してはどのように評価していますか
大﨑「やっぱり技術のある選手ではあると思ってますし、そういったところがうまくてこれまで勝ってきて、結果も残してきている選手なんで。そういうところに関して特に油断とかはしてないので、しっかり自分の強さを見せつける試合にします」
-両選手はお互いに対戦を意識したのはいつぐらいからですか
大﨑「ずっと同じ階級で戦っていた選手で、どんどん上がってきていた選手だったので、ずっと注目はしていました。この間の試合でチャンピオンになったので、(世界タイトルの)防衛戦でやる相手かなと思っていました」
龍心「まだまだ先だろうなって(思っていました)。わりとRISEって世界チャンピオンに挑むためのステップっていうのを大事にしてる団体なのかなっていうのもあったんで。そんな簡単にやらせてくれないんじゃないかな、みたいなのがあったんで。だから(戦いたい選手を)花岡(竜)選手って言ってたんですけど。こんなすぐにやると思ってなかったですね」
-龍心選手は前から大﨑選手と戦いたい気持ちはあったんですか
龍心「戦いたいというよりは、戦わないといけないんだろうなっていうのはあったんで。常に試合があれば見てました。戦わないといけないと思う、自分の階級の一番強い人なので、やるしかないのかなっていう、そこはずっとありました」
-どういうKOをしたいですか
大﨑「顔、腹、足。正直どこでKOしてもインパクトは残せると思うので、タイミングも、もちろん狙っている技もありますけど、それでKOできればいいかなと思っています」
龍心「腹とか足で倒れる想像ができないので、顔じゃないですかね。顔で倒す。スパッと切りたいですよね」
-龍心選手は、大﨑選手と戦うのはもう少し先だと思っていたということですが、今回対戦することへのためらいなどはなかったのですか
龍心「ためらうってより、ここでやる必要はないんじゃないかなってのは思ってはいました。自分が勝った場合、自分が負けた場合、絶対いずれもう1回はやると思うので。だからこのカードを今やる必要はあるのかなっていうのはありましたね」
-そんな中で今回、大﨑選手との対戦を了承した最大の理由は何ですか
龍心「いや、もうRISEがちょっとしつこかった(笑い)。その勢いに負けましたね。あと父親(TEPPEN GYM那須川弘幸会長)の勢いもありましたね」
-那須川会長は現時点でも勝算があってやらせようとしたわけですか
龍心「そうなんじゃないですか。まあ勝算がなかったとしても、その勝算を作ってくるっていうのが会長だと思うんで。そういう自信があったんじゃないですかね」
-大﨑選手は実力がありながら、世間一般のレベルでは龍心選手の方が認知度があると思います。今回の試合に勝てば、そういう部分もついてくるという感じでしょうか
大﨑「そうですね、龍心選手の知名度もあって、今回の試合を知ってくださる人も多いと思うので、そこで勝てば、おのずと僕も少しは注目されるんじゃないかなと思うので。そのためにじゃないですけど、しっかり龍心選手を見て、龍心選手に勝ちます」
-大﨑選手は最初にこの試合の話を聞いた時に、自分の試合をすれば勝てる相手だという認識でしたか
大﨑「まあそうですね。自分のスタイルでいけば勝てるとは思いますけど、やっぱり前回の試合(龍心が長谷川海翔に5回劇的KO勝利で王座獲得)もそうですけど、あそこでひっくり返せるだけの力はあるので。そこは油断せず、僕が上とかじゃなくて、対等で見てしっかり対策を立ててやってきているので。油断とかは全くなく、龍心選手に勝つっていうだけですね、本当に」
-龍心選手はこの試合で「自我を出す」とおっしゃっていますが、もう少し具体的に自我を出すっていうのはどういう意味でしょうか
龍心「今回、自分が20歳になったので、20歳になってからの目標ってなんだろうなと思った時に、しっかり自分っていうか自我、自分の意見を出そうと思って。それも格闘技にも通じてくるのかな、みたいなのもやってて思いましたし、自分はこうしたい、ああしたい、こういうことをしたい、とかそういうことをちゃんと言えるようにしようかなっていう思いで、自我を出すって言いました」
-大﨑選手は昨年12月のジャルンスック戦(ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王座に挑戦して判定負け)で得たものは何でしょうか
大﨑「やっぱりあそこで試合させてもらった経験っていうのは絶対生きてくると思うので、試合だったり、それまでの練習だったり、そういった部分は今回の試合でも出るかなと思っています」

