朝倉未来(34=JTT)が普段より1階級上のライト級(-71キロ)MMA5分3回でレジェンド青木真也(43=BAMF)と対戦。見事勝利し、1回TKO負けを喫した昨年大みそかのラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦以来となる再起戦を白星で飾った。
青木が立ち上がりから組みついて得意のサブミッションを狙った。朝倉は最初の三角絞め狙いをしのぐと、その後もグラウンドでバックから4の字ロックでとらえられるピンチを迎えたが、青木が腕を取ろうとした瞬間に上になり、強烈なパウンド連打で青木の意識を断ち切って1回2分39秒、TKO勝ちした。
朝倉は試合後のマイクで「これが日本の格闘技の歴史の1ページです。俺はこの経験を経て先に進みたいと思います。青木選手ありがとうございました」と話し、「今日はテキーラ200杯を目指して頑張ります」と会心の笑みを浮かべた。
朝倉はストリートでのケンカや少年院収監という経歴から“路上の伝説”の異名を取り、前田日明氏が設立した「THE OUTSIDER」では2階級制覇を達成した。
2018年にRIZINへ参戦すると、高い格闘IQとカウンターを中心とする打撃技術で強豪を次々と撃破。トップファイターとしての実力を証明した。
19年にはYouTubeを開始。また「BreakingDown(ブレイキングダウン)」を立ち上げて社会現象化させ、格闘技のエンタメ化を強烈に牽引(けんいん)した。ブレイキングダウン契約選手がスポンサー料で格闘技一本で食っていけるようになるなど、格闘家の収益構造を根本から刷新した。
RIZINでは現時点でタイトル獲得は成し遂げてはいないものの、平本蓮との激闘などで世間の話題を独り占め。「アサシン」と呼ばれる熱狂的ファンの後押しも受けて、今大会ではレジェンド青木を見事倒した。

