トリプル世界戦(6日、東京・大田区総合体育館)の調印式と計量が5日に都内で行われた。

 WBA世界ライトフライ級の初防衛戦に挑む同級王者田口良一(28=ワタナベ)は調印式で赤いグローブを手にした。王者として初の試合だが、計量もリミットピタリの48・9キロを1発でクリア。「気負うことなくやるだけ。何回かチャンスはある。KOは意識しないが打ち合いは好き。仕留められれば」。静かな口調で落ち着いた表情を見せた。

 大みそかに王座獲得後は祝勝会続き。2月には体重が自己最高の57キロとリミットまで8・1キロあった。以前は試合2週間前、前回は初の世界戦に3週間前から減量した。今回は慎重を期して1カ月前と1週間早めたが「いつも通りでもよかった」と、問題なく最後の関門も突破した。

 初防衛戦は難しいといわれる。ライトフライ級の日本人王者は10人目だが、過去の初防衛成功率は9人中7人の77・8%と高い。具志堅を筆頭のWBAに限れば、6人全員成功の100%。データは田口を後押しする。

 計量後、食事はいつもの自宅近くにあるデニーズ。キウイのフレッシュジュースを楽しみにし、あとは「その時の気分で」。先輩王者内山とのダブル世界戦。「いい流れでつなげたい」と先陣を切る。【河合香】