Bブロックで昨年の覇者でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(27)が、勝ち点8で並んでいた石井智宏を下し、5勝1敗の勝ち点10で単独首位に立った。レインメーカー(短距離式ラリアット)を2度かわされたが、最後はしっかり決め、ただ1人1敗を守った。石井を含め5人が勝ち点8で追う。
オカダの強さが際だってきた。追い詰められた石井に、2度までも、とどめのレインメーカーをかわされた。それでも、相手の逆襲を冷静に見ながら、2度のドロップキックで流れをつかむ。最後は、バックドロップでダメージを与え、3度目のレインメーカーで石井を1回転させた。
「今日で5勝目。本当はもう少し早く単独首位になるつもりだった。ラッキーなヒットが1本ありましたけど、残り4打数4安打でG1をいただきます」と、オカダは決勝も含め残り4戦全勝を宣言した。
1日の大阪大会でIWGPインターコンチネンタル王者後藤に敗れたが、ショックはない。誰もがその対応に全精力を使い果たす実力者石井に、力の差を見せつける試合内容がそれを物語っていた。
試合後、マイクを握ると「石井さん、またやりましょう。ありがとうございました」と、同じユニットCHAOS(ケイオス)の先輩に敬意を表する余裕も見せた。人並み外れた運動能力に、体もついてきた。試合前は、肺活量を高めるマスクをつけて会場をランニング。今年1月4日の東京ドーム大会で棚橋に負けてから取り組んできた肉体改造で、胸囲もアップした。
マネジャーの外道が「今までのプロレス界にない素材」と絶賛するオカダ。27歳にして新日本のトップに君臨する王者に、今のところ死角は見当たらない。【桝田朗】

