ボクシングの12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(30)が2年以内の世界王者を目指す。5日、プロ転向を正式に表明し、所属先となる横浜市内の大橋ジムで会見。「リオ五輪出場の道がなくなり、東京五輪を目指そうと思ったが、年齢的にもモチベーションが難しかった。人生1回と思い、プロでやることを決めた」と説明した。所属していたミキハウスは4日に退社し、今月29日のプロテストを経て9月のデビューを目指すという。
今年4月、清水がプロ転向の意思を持っていることを知った大橋会長が、日本ボクシング連盟の山根明会長に獲得を打診。4日にはアマ側にも正式承認された。大橋会長はプロではフェザー級を主戦場にする意向とした上で「2年以内には世界王者にしたい。身長(179センチ)と、固くて強い左ストレートが魅力。プロの戦いに慣れるのも難しくない」と太鼓判を押した。
陣営は年齢も考慮し、デビュー戦の内容次第では、2戦目で世界ランカーとの対戦も視野に入れている。親友の村田から遅れること3年。日本に44年ぶりのメダルをもたらした30歳は「世界王者にならないとやる意味がない」と力強く目標を語った。【奥山将志】
◆清水聡(しみず・さとし)1986年(昭61)3月13日、岡山・総社市生まれ。昭和中3年でボクシングを始め、関西高から駒大へ進学。04年国体バンタム級、07年の国体と全日本選手権フェザー級で優勝。08年北京五輪フェザー級代表。12年ロンドン五輪バンタム級銅メダル。左ボクサーファイター。家族は両親と兄。179センチ。

