ボクシングの元世界3階級制覇王者の亀田興毅(31=協栄)が引退試合のテンカウント中に「もう1人、やりたい。ローマン・ゴンサレスとやりたい!!」と、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)と対戦するなら、もう1試合したいとぶち上げた。

 亀田興はテンカウント中に「ちょっと待って…最後、ゴング聞いていたら…往生際悪くて申し訳ない。僕にはボクシングしかない。引退って集まって申し訳ない」と切り出した。その上で「2人、戦いたい相手がいて…ポンサクレックと出来てうれしい。あともう1人…どうしても自分にウソをつけない。戦いたい相手がいる。男として生きてきたからには戦いたい。世界1番強い王者と言われ、世界ナンバー1。ゴンサレス」と熱望した。

 亀田興はリング上で「さっき、決めました。その選手以外、自分はやる気ないんで。(試合を)やっていく中で、俺、出来るんじゃないかと湧いてきて」とポンサクレックと試合している最中に、どうしてもロマゴンとやりたい気持ちを抑えられなくなったと吐露した。その上で「今日の今日まで(引退試合という)気持ちもあって。でも試合して、良い感じで出来て、パンチ力も練習したように乗っていたし。試合に上がってみないと(分からない)…今日、イメージつかんだんですよ」と語った。

 対戦のメドは、まだ全然立っていないという。「全然、決まっていません。その時はボクサー亀田興毅はしっかり引退する。実現するなら、もう1回挑戦したい。実現しなかったら、きれいさっぱりやめます。1回、拳を交えられるなら、ボクサーとして挑戦したい」。その上で「最後のリング復帰プラス1。実現は難しい…皆さんの応援が必要です。現時点で強い選手、復帰したばかりの体で戦えるわけがない。でも、どうしても拳を交え、花道を飾りたい」と客席のファンに真顔で訴えた。

 そして「これがウソと言うなら申し訳ない…自分にウソをつけなかった。どんなもんじゃい!」と息巻いた。【村上幸将】