ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)が15日(日本時間16日)、2度目の防衛戦を戦う米ラスベガスで、“おもてなし”を受けた。同級3位ロブ・ブラント(米国)と相まみえるV2戦へ、この日が現地での初練習。夕方に訪れたのは、帝拳ジムの同門で元3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(ベネズエラ)のプライベート・ジムだった。そこでうれしい気遣いを受けた。「まだ出来たばかりとあって初めてジムに来ましたが、きれいで良いジムというだけでなく、暖房を入れて湿度も高くしておいてくれました」。

湿度が低いため汗をかきにくいラスベガスを熟知するリナレスが、村田が練習を開始する1時間前からジム内の暖房を入れ、湿度も高くキープしてくれていた。これには「ラスベガスは汗が出にくいのが心配でしたが、汗もしっかりとかけてとても助かりました」と感謝。「他のラスベガスに在るジムで練習する時は開いている時間だったり、他の選手と重なったりしないようになどいろいろ遠慮する時もありますが今回は非常に有り難いです。このサポートに是非結果で返したいと思いました」と誓った。