大みそかに中国マカオで、IBF世界フライ級王座に初挑戦する同級14位で大阪市大大学院生の坂本真宏(27=六島)が27日、現地のマカオボクシングハウスで練習を公開した。
王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)との戦いは、日本ボクシング界初の国公立大大学院生ボクサーの世界戦。26日に現地入りした坂本は「マカオに来てホテル住まいになって環境が変わったこともあり、実感がわいてきました」と、気持ちの高ぶりを口にした。
異例のインテリボクサーとはいえ、ボクサーとしての知名度は0に等しい。そこから成り上がっていくために、六島ジムの枝川孝会長(54)はあえて安いホテルに泊まらせた。「庶民向け。廊下なんか(両手を約1メートル幅に広げて)こんな狭いもん」と同会長。シャワーのみで浴槽なし。コインランドリーなど洗濯機もない。坂本は「おばちゃんに洗濯物どうしたらいいか尋ねたら“これで洗い”てタライを渡されて、ごしごし手洗いするしぐさをされて…。ほんまにハングリーな感じのホテルです」と笑った。
枝川会長いわく「街の感じも古くて、ブルース・リーが出てきそうな感じ。今回は“坂本、怒りの鉄拳”です」。世界ベルトを奪い、防衛を重ねれば、ホテルもグレードアップしていく-。坂本の“ドラゴンへの道”がマカオから始まるか-。

