キックボクシング那須川天心(20)の妹、那須川梨々(16)がプロ3戦目を制した。

「RISEQUEEN」アトム級(46キロ)準決勝で平岡琴(28)と対戦。兄天心がセコンドで見守る中、磨いてきたパンチ中心にがむしゃらに突進した。だが、3分3回で決着がつかず1回の延長へ。兄天心に「気持ちしかないんだよ! 」と活を入れられながら、手数の多さで圧倒。3-0で判定勝ちした。リングでマイクを持った那須川は涙を流しながら「相手が強かったので、全力を出して前に出ました。次はもっと強い選手が来るので、今回以上に練習する」と宣言した。

昨年6月のプロデビュー戦で判定勝利し、同11月の2戦目は判定負け。次の紅絹(もみ=35)との決勝戦に向け、「パンチから蹴りにつなげるきれいな倒し方、KOする技を練習していきたい」と初のKO勝利を目標に掲げた。