RIZINは9日、都内で会見を開き、4月21日に横浜アリーナで開催されるRIZIN15大会で、ボクシング6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級王者マニー・パッキャオが推薦するフィリピン人選手、フリッツ・ビアグダン(23)と那須川天心(20)が対戦すると発表した。パッキャオお墨付きのビアグダンはもともとキックボクサーながら、ボクシングにも挑戦。現在総合格闘技でフィリピン国内で人気を誇る選手。那須川は「パッキャオ選手推薦ということで手ごわい選手だと思う。しっかり倒して、RIZINに帰ってきたというところを見せたい」と勝利宣言。相手のビアグダンも「思っているほど簡単にはいかないから覚悟をしてきてほしい」と挑発のメッセージを寄せた。
パッキャオのビデオメッセージも届いた。「私が推薦するとてもタフなフィリピン人ファイター フリッツ・ビアグダンが次のRIZINで試合します。フィリピンの選手はみなハングリーでとてもタフだ。今後もフィリピンの選手が日本で活躍できるようにしていきたい。天心はフロイド・メイウェザーと戦い、私はそのファイティングスピリットに敬意を表する。アジア人では天心と私しかメイウェザーと戦ったことはない。大いなるファイティングスピリットをもった者同士が互いに強い選手に立ち向かいあっていくことはどの国にとっても発展的なことになる。私はこの試合を見届けに横浜アリーナに行く。そしていつかRIZINのリングで戦えたら良いと思っている」。今回は20日の前日計量と大会に訪れる予定で、将来のRIZIN参戦も視野に入れていることも明かした。
前日8日、榊原信行実行委員長(55)は自身のツイッターで、フィリピンでパッキャオと会っていたことを報告。「メイウェザーに続き、RIZIN15ではこの男と新たな仕掛けを行います。帰国したらすぐに発表しますので、楽しみにしていてください」とつづっていた。榊原実行委員長はそのツイッターが国内外で話題になっていることに驚きつつも、「これが真実。世の中の人は(従来の格闘技と)違うものを求めている。足らないところを埋めないといけない。ちょっとはみだしていろんなことをするとみんな見たい。チャンスがある」と異色カード実現への意欲を新たにした様子だった。
パッキャオとは今後も日本とフィリピン両国の格闘技発展のために協力していく予定だが、榊原実行委員長は「近い将来戦ってもらいたい」と参戦も視野に入れて交渉していくとした。パッキャオの相手は体格や経験などを考えた上で「五味がいいんじゃないですか」と、かつてPRIDEで活躍した五味隆典(40)の名を挙げた。また、世界中のボクシング、格闘技ファンが熱望するパッキャオとメイウェザーの対決についても「何が起こるか分からない。エキシビションマッチでやるとか、ゼロではないと思う」と夢の実現プランも口にした。

