ボクシング東洋太平洋フェザー級王者清水聡(33=大橋)が7月12日、エディオンアリーナ大阪で1階級上のWBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)に挑戦することが23日、発表された。

2階級で世界挑戦を見据えるためのチャレンジ。同日に横浜の大橋ジムで会見した清水は「1階級上で、試合には元気に動ける。王者とはスタイル的にかみ合うと思う。自分ノボクシングができる。パンチをもらわず、自分のダイヤモンド・レフトをぶつけたい」と自信をのぞかせた。

同日、同会場は前WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が、現王者ロブ・ブラント(米国)との再戦に臨む。ロンドン五輪金の村田、銅の清水というメダルコンビの競演は16年12月以来、約2年7カ月ぶり2度目となる。アマ時代から一緒に大会出場してきたこともあり「一緒にできるのはうれしいですね」と笑顔。村田に試合決定の連絡を入れたところ「わしのバーターか」とのメッセージが届いたという。「どっちがバーターかっていうのを教えてやるけんのー」と冗談を交えながら刺激し合える関係性を強調した。地元の岡山・総社市に近い、大阪で初めて臨む試合でもあり「総社には(昨年の)被災で大変な方々もいらっしゃるので、良いニュースを届けられたら」との意気込みも示していた。