ボクシングWBC世界ライトフライ級王者拳四朗(27=BMB)は7度目の防衛戦で自身初の2団体統一戦に臨む。IBF世界同級王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)との王座統一戦が16日に発表され、都内のホテルで会見に臨んだ。拳四朗は「7度目の防衛戦で統一戦という試合になる。やっと違うベルトが狙える。新しい拳四朗が見せられたらうれしい」と声を弾ませた。

拳を交えるアルバラードは18年10月に王座決定戦を制してIBF王者になると、今年5月には小西伶弥(真正)を判定で下して初防衛に成功している。拳四朗は「(アルバラードは)パンチを振ってくるし、パンチもある。でもボクの距離を保てば問題ない。自分を信じて戦うだけです」と余裕の笑み。V7戦で統一王座を狙うことになり「本当に今までは防衛だけを目標にしていただけですけど、統一が新しい目標。統一していろいろなベルトが欲しい。その夢の第1歩として大事な試合」と決意を新たにしていた。