ボクシングで川嶋勝重、八重樫東を世界王者に育てた大橋ジムの松本好二トレーナーの長男・松本圭佑(21=大橋)が24日、東京・後楽園ホールでプロデビューする。
23日は都内で計量に臨み、対戦相手の三宅寛典(31=ビッグアーム)とともにリミットの56キロを1回でパス。落ち着いた表情で取材を受けると「(プロ20戦の)キャリアのある選手なので、6ラウンドやるつもりで戦う。チャンスがきたときにKOできれば」と意気込みを語った。
元日本ランカーの祖父弘さん、元東洋王者の父を持ち、小学3年時に大橋ジムでボクシングを始めた。父の教えを受け、U-15全国大会で5連覇。幼少期から注目を集めてきたが、目標としていた東京オリンピック(五輪)出場を逃し、昨年末に東農大を中退し、プロ転向を表明。再び父との二人三脚で世界王者を目指す道を選択した。
3度の世界挑戦経験を持つ父は、デビューする息子のためにガウンを新調。背中には大橋会長と自身の師匠である(ヨネクラジムの)米倉会長が大切にした「結果未自然」の文字を刺しゅうした。「結果を気にせず、目の前のことにこだわってほしい」と同トレーナー。親子3代の思いを背負い初陣に臨む松本は「打たせないで打つ試合をしたい。完封できれば(父も)喜んでくれると思う」と勝利を誓った。【奥山将志】
○…松本と同学年で同じくプロデビュー戦に臨む「アマ8冠」の中垣は、リミットの52・1キロでクリアした。プロ10戦のキャリアを持つ堀井(トコナメ)とのスーパーフライ級6回戦。計量後にはおかゆでコンディションを回復させ「楽しんで最終的には倒して勝ちたい。自分のボクシングを貫きたい」と意気込みを語った。福岡に住む両親や東農大時代の友人も応援に駆けつけるという。
◆松本圭佑(まつもと・けいすけ)1999年(平11)7月17日、横浜市生まれ。10年のU-15全国大会で初優勝し、その後5連覇。みなと総合高1年で全国高校選抜ライトフライ級優勝。卒業後は東農大に進学。家族は父好二さん、母久代さん、妹の姫乃さん。右ボクサーファイター。

