エース棚橋弘至(44)がニュージャパンカップの前哨戦で元気な姿を見せた。

初戦となる15日の2回戦で対戦するジェイ・ホワイト(28)と6人タッグで激突。セコンドのディック東郷、外道の邪魔を軽くあしらうと、高橋裕二郎にハイフライフローを浴びせて3カウントを奪った。

鍛えてきた腹筋が現れる日を「Xデー」とし、調整を続けてきた。この日はまだ途中ながら開始早々からホワイトに肉体美を披露する余裕を見せ、軽快にボディアタックを決めた。「Xデー」がいつかは明言していないが、優勝して来月4日の飯伏との世界ヘビー級選手権を見据える。「もう少し(鍛えて)いくけど、決勝になったら、さらに(腹筋の)溝が深くなっているかもしれない」。ホワイトとの2回戦は通過点。目指すところはまだまだ先にある。

自身の持つNEVER無差別級のベルトの価値を高めたい。今年1月30日に初戴冠し、2月28日に初防衛したが、その後IWGPヘビー級とインターコンチネンタルが統一され、ジュニアヘビー級も3人での争いが行われるなど、話題をさらわれている。2つのベルトの影に隠れたままでは納得がいかない。「NEVERと一緒に、テッペン獲りにいく」。ベルトを保持したまま飯伏への挑戦を狙う。「1年中コンディションをキープするのはプロレスラーの務め」。万全の体調をアピールし、自信に満ちあふれるエースの目は、世界ヘビー級のベルトにしっかりと向いている。【松熊洋介】