王者寺地拳四朗(29=BMB)に0-3の判定負けを喫した挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)が現役引退を表明した。
19年10月、WBA世界同級スーパー王者京口紘人(ワタナベ)に判定負け以来、約1年6カ月ぶりとなるリングで、2戦連続の世界挑戦だったが、またもベルトをつかむことはできなかった。
これでプロ11敗目となった36歳は、試合後に「やり切って負けたので悔いはない。引退します。世界を取れなかったので悔いはないとは言えないが、やり切りました」とグローブを外す決意を示した。
昨年12月に食道がんのため79歳で亡くなったハラダジム先代会長の原田実雄さんの墓前に王座奪取を報告できなかったことに「ベルトを届けられなくて…会長、ごめんなさい」と謝った。会場には淳子夫人と3人の愛娘も応援に駆けつけていた。久田は「支えてくれた妻、応援してくれた子供にありがとうと言いたい。19歳から17年間、42戦しました。丈夫な体に生んでくれた両親にも感謝したい」と口にしていた。

