金丸義信、エル・デスペラード組が初制覇した。

IWGPジュニアタッグ王者の石森、ファンタズモ組を破り、両組が勝ち点8で並んだが、直接対決の成績で優勝となった。前回(19年)、前々回(18年)はSHO、YOH組の前に準優勝。三度目の正直で、悔しさを晴らし、悲願の優勝を手にした。

終盤まさかの出来事が起こった。ファンタズモが右足で強烈なサドンデス(蹴り)を浴びせてKO。石森が押さえ込み、勝負あったかと思われたが、試合権利があったのは金丸だった。カウントはコールされず、頭を抱える石森を金丸が一気に丸め込み、3カウントを決めた。

その前にデスペラードと同じようにファンタズモの疑惑の右足でKOされていた金丸。「優勝はどうでもいい。お前らが持っている価値の下がったベルト、次は俺たちが挑戦するからな。分かったらさっさと帰れ!」。IWGPジュニアタッグ王座防衛戦の相手に名乗りを上げ、王者に吐き捨てるように言った。

今年3度目の直接対決。過去2回はIWGPジュニアタッグのタイトルマッチだった。1月の大田区大会では、勝利目前で金丸がファンタズモの右足に屈し、タイトルを奪われた。2月後楽園大会で再挑戦したときには足をつかみ、そのまま石森に誤爆させ、勝利をつかみ、ベルト奪取した。「何か入っている」。疑惑は解明されないまま、半年が過ぎ、今回も勝利はしたが、2人とも強烈な一撃を食らっており、納得はしていない。4度目の対決で今度こそ、疑惑を解明し、ベルトを奪って黙らせる。【松熊洋介】