日本フライ級12位桑原拓(26=大橋)が32秒勝利で再起を飾った。昨年7月、日本同級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に10回TKO負けを喫して以来、約8カ月ぶりのリングで、久野喬(29=スターロード)と同級8回戦で対戦。1回32秒、TKO勝ちを収めた。左フックを効かせた後、怒濤(どとう)の連打を浴びせてふらつかせ、そのままレフェリーストップ。開始32秒で仕留めた。
「こんなに早く終わらせるつもりなかった。想定外です。前回負けているので、怖いというところもあった。怖いのも楽しいのでリングに上がった。リングを感じようと思ったら終わってしまいました」と苦笑した桑原は「試合が近づくにつれ、動きもきれてきた。スパーリングが終わってから動きも良くなってボクシングする感触が取り戻せた。やっぱりボクの持ち味はスピード。スピードを生かし、プラスアルファで仕掛けているボクシングを展開していかないと王者なんて言っていられない。1つずつ勝ってタイトル戦線にいきたい」と強い決意を口にした。
また同日に57歳の誕生日を迎えた師匠の大橋秀行会長に向け「会長、誕生日おめでとうございます。こういう特別な日に試合させていただき、うれしいですし。バースデー勝利をプレゼントできてうれしいし、一生の思い出に残ります」とあいさつしていた。

