前東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝(29=大橋)が「井上超え」で再起2戦目を飾った。
カルーン・ジャルピアンラード(36=タイ)とのスーパーバンタム級8回戦に臨み、5回2分3秒、TKO勝利を飾った。右ブック、左強打をヒットさせて相手のスタミナを削ると、5回に右アッパーでくらつかせてロープ際に追い込んで連打し、レフェリーストップとなった。
カルーンはペッチバンボーン・ゴーキャットジムのリングネームで16年9月に当時、WBO世界スーパーフライ級王者だった井上尚弥(大橋)に挑んだ世界挑戦経験者。当時、井上に10回KO負けを喫した。「もっときれいに倒したかったが、タフで強かったですね」とカルーンに敬意を表した中嶋は同門で同年齢の井上の名を挙げ「ちょっとでも尚弥に勝ててうれしかったです」と笑顔を見せた。
昨年7月、元王者栗原慶太(一力)に3回TKO負けを喫して東洋太平洋王座から陥落。今年3月に川島翔平(真正)を左ストレート一撃で1回KO撃破し、再起を飾っていた。1階級上のスーパーバンタムを上げたことで「調整もうまいこといっている。バンタムよりも減量もうまくいきます。日本でも東洋でも挑戦できたらやりたいです」と意欲的だった。

