IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)が、内藤哲也の挑戦を退け、同級王座3度目の防衛に成功した。
今年8月のG1クライマックス準決勝での勝利以来、シングル2度目の対戦。リベンジと、来年1月4日の東京ドームメインイベント出場に燃える内藤の望みを完全に撃ち砕いた。
極限状態の戦いだった。試合中盤、お互いに場外で致命的なダメージを受けて満足に動けない状態。辛うじてカウント19でリングへ復帰したものの、満身創痍(そうい)での勝負が続いた。
だが、エルボー合戦で意地と意地をぶつけあうと、限界を突破した。終盤はカウンター、必殺技、キックアウトの応酬。いつどちらに3カウントが入ってもおかしくない状態だったが、最後まで立っていたのはオスプレイだった。前後からのヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)を決めて内藤をノックアウトすると、最後は30分7秒、渾身(こんしん)のストームブレイカー(変形ネックブリーカー)を決めて、ついに30分超の死闘に終止符を打った。
試合後は、大粒の汗を流しながら、自身の手に戻ってきたベルトを満足そうに見つめた。マイクでは「俺の旅はまだ終わらない。誰の挑戦でも受ける。今、俺は世界最高のレスラーだ」と言い放った。オスプレイの言葉に、一段と説得力が増してきた。

