元修斗バンタム級王者で19年間からシンガポールONEを主戦場にする佐藤将光(しょうこう、35=Fight Base)が、10カ月ぶりの再起戦を判定勝利で飾った。総合戦績50試合超を誇る経験豊富なベテランが、悲願の世界王座獲得へ向け、幸先の良いスタートを切った。
23年の幕開け大会となった同大会のオープニングマッチ(総合、68キロ契約体重)で、キム・ジェウォン(29=韓国)と対戦。13勝9KOを誇るストライカーを相手に、序盤から苦戦を強いられた。
1回はお互いに手数少なくレフェリーから注意を受けたが、2回に距離が詰まると、佐藤の右フックが顔面をヒット。一方のキムはカーフキックを有効に使い、タックルでテイクダウンを狙う佐藤をしのいだ。それでも、佐藤は最後まで主導権を握らせず、判定3-0で勝利した。
約10日前に出場が決まる緊急参戦だったが、ベテランらしい冷静なファイトを披露。「新年一発目、勝利で飾ることができました。いい年にしましょう!」と、マイクも落ち着きはらっていた。
佐藤は07年にパンクラスでプロデビュー。その後は修斗に移ると、17年にバンタム級王座を獲得。ONEではデビュー3連勝を飾るなど「日本人で最も世界王座に近い男」として注目を集めていた。昨年3月にマーク・ステファン・ロマンに判定負けを喫していたが、復帰戦で万全を強調した。

