プロボクシングWBC世界ミニマム級3位重岡優大(25=ワタナベ)の同級暫定王座決定戦が承認される方向となった。16日、東京・代々木第2体育館で挑戦予定だった同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)のインフルエンザ感染によるドタキャンで重岡の世界挑戦が宙に浮いた形となったが、この世界戦をプロモートする3150FIGHTファウンダー亀田興毅氏(36)が5日に都内で会見。前夜にWBCから届いた“朗報”を報告した。

亀田氏は「我々が要望した(16日の)暫定王座決定戦は承認の方向で受け入れてもらえました」と明かした。ただしWBCの世界戦開催には減量面を考慮した独自のウエート規則がある。ミニマム級(リミット47・6キロ)出場選手は試合2週間前に110ポンド(約49・89キロ)、1週間前に108ポンド(約48・98キロ)のウエート管理が必要となる。

現在、WBC同級ランカーで3選手が重岡との暫定王座決定戦に前向きな姿勢を示しているという。亀田氏は「このWBCの体重を合わせられるか。あとは試合のコンディションで来てくれるかで決めたい。対戦相手のリミットは来週前半かな」と説明した。なお候補の3選手は王者パンヤのようなオーソドックス(右構え)ではなく、サウスポーだという。

また王者のドタキャンを受け、急きょ世界戦を受けてくれた重岡の対戦相手たちに対し、亀田氏は「気概のある選手になるのでそれなりのファイトマネーも出したい。挑戦者レベルの金額ではなく、破格のファイトマネーを考えています。挑戦者としては最高額を提示しないといけない」とも付け加えた。

同興行では、重岡の弟でIBF世界同級4位の銀次朗(23=ワタナベ)は元世界王者の同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)と同級暫定王座決定戦に臨む。重岡兄弟が同時に世界王座を獲得する興行として計画を進めてきた経緯もある。何としても重岡兄弟の同時世界戦を実現させたい亀田氏は「ボクシングの神は乗り越えられない試練は与えないと思うが、新米プロモーターは苦戦しています」と苦笑。最後は頭を抱えていた。