山本アーセン(26=KRAZY BEE)が17日、都内で「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)の伊藤裕樹(25=ネックス)戦に向けた公開練習を行った。20年8月以来、2年9カ月ぶりの復帰戦。3月6日の対戦カード発表記者会見では、伊藤から「女のケツばかり追いかけ回している」とやゆされたが、アーセンは「ごもっとも。何も言い返すことはないですよね」と笑い、関係者にも「そうですよね?」と言い、また笑った。
約3年もの空白。確かに“羽目を外す”時間もあったかもしれないが、腰の故障を負っていた。ただ、格闘家を辞めて、他の道に進むことは考えていなかった。「母親でもあるし、山本美憂選手」、周囲の仲間のサポートもあり、戦いの場に戻ってきた。
そんな母の思いも背負って、勝ち星を届ける。美憂も、同大会で、RIZINスーパーアトム級王者の伊沢星花との試合を予定していたが、練習中に前十字靱帯(じんたい)を負傷。試合は、大みそかへ先延ばしとなった。アーセンは「一緒に出たかったですね」と何度も、うなずいた。
「アーセンらしくやりなさい。気持ち次第だから」と背中を押された。「テクニックとか、どうこうじゃなくて、気持ちが折れるか、俺の骨が折れているのか、相手の骨が折れているのか」と気持ちを高めた。「勝ちしか狙っていない。でも勝ちにいくと負けるかもしれない。殺しにいきます」。復活劇の後に、極上のパーティーではじけるつもりだ。

