プロボクシング元WBO世界ミニマム級王者山中竜也(28=真正)が世界2階級制覇を見据えたアジア王座戦に挑む。

6日、東京・後楽園ホールで開催される第2回「WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」興行のメインに登場。WBOアジア・パシフィック・ライトフライ級1位として同級3位の安藤教祐(30=KG大和)と同級王座を争う。5日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量。リミットよりも100グラム少ない48・8キロでパスした安藤に対し、リミット48・9キロでクリアした。

18年7月の世界王座陥落後、硬膜下血腫が判明。1度は引退したが、日本ボクシングコミッションのルール変更を受け、昨年3月に試合復帰。同8月以来のリングとなる山中は「タイトル戦だが、いつも通り(気持ちは)変わらない。1戦1戦、世界戦のつもりで準備してきているので」と平常心を貫いた。

日本、アジアのタイトルを獲得することを23年の目標として掲げてきただけに「再び世界を取る意味で大切なタイトル戦。勝たないといけない試合」と気を引き締める。

安藤の破壊力のある右を警戒しつつ「打たせず打つ、自分のボクシングをしたい」とキッパリ。

自身初となる「聖地」後楽園ホールでの試合になり「初めての後楽園で自分を初めて見るお客さんもいるだろうし、関西から応援に来る人もいると思う。見て良かったと思える試合して勝ちたい」と意気込みを示した。

一方、タイトル初挑戦となる安藤は元世界王者とのタイトル戦に気持ちを高揚させた。「今回のタイトル戦に勝つと大きいと思う」と強い決意を示した。

同門でIBF世界フェザー級1位阿部麗也(30=KG大和)とは同じ職場で同期入社。先に日本同級王座、WBOアジア・パシフィック同級王座と王座奪取し、世界挑戦に王手をかけていることも大きな刺激。阿部に誘われてボクシングを始めた経緯もある。

18歳でボクシングをはじめ、19年には東日本ライトフライ級新人王も獲得。着実にキャリアを積み、タイトル挑戦に到達した安藤は「タイトル戦だからという気負いもないし、勝てば自分の評価が上がる。(山中は)穴がない選手だが、穴をつくっていく作戦です。倒しにいきます」と気合十分だった。