前WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者・木村吉光(27=志成)が、1日遅れのバースデーTKO勝利で再起を飾った。フィリピン同級7位ジェスティン・テソロ(25)との同級8回戦で拳を交え、5回2分36秒、レフェリーストップによるTKO勝利を収めた。5回に左ボディーで2度のダウンを演出。最後は右ボディーストレートで3度目のダウンを奪って仕留めた。

今年1月、力石政法(29=緑)との統一戦に敗れて以来、約7カ月ぶりの再起リングでKO勝利を挙げた。2回途中で左フックをもろに浴びて腰を落とすシーンもあり、木村は「ヒヤヒヤさせてしまった。でも途中でガードをしっかりつけられたて修正できた。距離感をつかめたことも成長ですね」と振り返った。担当の野木丈司トレーナーも「少し思考が大人になった」と及第点を出した。

世界挑戦に向けて再びスタートを切った。木村は「距離感は井上尚弥さん、ガードは井岡一翔さんを参考に。世界を目標に掲げるならそういう調整をしないといけない。特に距離感は、一から頑張る」と決意を新たに課題を挙げた。約2カ月間、大好きなチョコレートを断って調整していたが、計量後に野木トレーナーから27歳を祝う誕生日プレゼントとしてチョコレートケーキを受け取った。

木村は「試合前にちょこっとだけ食べました。1日遅れのバースデー勝利はメッチャうれしいです。(観客から)お祝いの声も聞こえましたし。前夜はあんまり寝られなかったですが、試合は楽しかった」と満足げだった。