優勝賞金1000万円となる「井上尚弥4団体統一記念杯」バンタム級モンスタートーナメント準決勝が行われ、日本バンタム級王者堤聖也(27=角海老宝石)、日本同級12位の穴口一輝(23=真正)がそれぞれ決勝進出を果たした。両者は12月26日に予定されているトーナメント決勝で激突する。
同準決勝を兼ねた日本同級タイトルマッチに臨んだ王者堤は、同級2位増田陸(25=帝拳)に3-0(96-94×2、97-93)の判定勝利を収め、3度目防衛に成功した。アマ時代の17年、大学リーグで5-0の判定勝ちしていた増田を返り討ちした。V3防衛成功&決勝進出を手にした堤は「すごく思っていた通り、タフな試合になりました。増田選手、帝拳ジムのみなさん、ありがとうございました。向こうはプロ4戦目の記録、リベンジ、タイトル戦で燃えてくるだろうと。それを受け止めるつもりだった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
序盤は増田の左を被弾し、5回終了時の採点では1-2で負けていた。3回には4回に増田の左強打で右目上を切り裂かれ、流血しながらも落ち着いていたという。堤は「4回からそろそろ行こうかと、後半から俺のペースになると思っていた。苦しかったけれど思い通りの展開できた」と振り返った。
12月の決勝は日本同級12位の穴口との顔合わせとなり、4度目の防衛戦でもある。堤は「ここ(右目上)を切っているので、しっかり治したい。穴口選手も強い。少し休んで頑張ります。今日は見ていてハラハラする試合だと思う。みんな楽しかったのではないか。次はもっと倒し切れるように自分を磨いていきたい」と決意を新たにしていた。
なお、もう1つの準決勝は、日本同級12位の穴口一輝(23=真正)が同級4位の梅津奨利(25=三谷大和)と対戦し、3-0(80-72×2)の判定勝利を挙げた。サウスポースタイルから距離を保ち、軽快に左ストレートを好打。攻守ともにリズム良く、試合の主導権を握り続け、ジャッジ3人がフルマークという圧勝だった。

