4日のクラウンジュエル大会(サウジアラビア)で約3年4カ月ぶりにWWE復帰を果たしたKAIRIことカイリ・セインが試合にもカムバックした。盟友のWWE女子王者イヨ・スカイ、ベイリーと組み、ビアンカ・ブレア、シャーロット・フレアー、アスカ組と激突。ブレアにジャンピング・フォアアームなどを見舞ってリングで躍動。アスカの裏切りを発端とした大混乱で8分16秒、無効試合となったものの、試合後、セインは必殺技のインセイン・エルボーでブレアをKOした。

第1試合終了後、盟友のスカイ、ダコタ・カイ、ベイリーのユニット「ダメージCTRL(コントロール)」とともにリングイン。WWEマットから離れる最後にバックステージでベイリーに暴行を受けていた経緯もあるだけに、セインはベイリーから警戒されていた。スカイ、カイからもベイリーは説得された。セインは「私はベイリーがダメージCTRLのリーダーとして敬意を表している。そして、私はあなたを許します」と両手を広げた。するとスカイ、カイ、ベイリーと4人で抱擁し、ユニット入りが正式に決まった。

セインの新加入でダメージCTRLが良いムードになったところに、クラウンジュエル大会でセインの介入もあってスカイに負けた前王者ビアンカ・ブレアが登場。「あんたたちをまとめて倒す」とブレアの要求を受け、シャーロット・フレアー、アスカも加わって6人タッグマッチが決定した。メインイベントは無効試合となったが、セインはアスカと再会の抱擁を交わして共闘。さらにアスカとダメージCTRLの電撃合体もあるなど、最後はアスカ、セイン、スカイ、ベイリー、カイの5人がリングを制圧していた。

KAIRIは「宝城カイリ」としてスターダムで活躍後、17年6月からWWEと契約。「カイリ・セイン」のリングネームで活動し、女子トーナメントの第1回メイ・ヤング・クラシックで優勝。WWE傘下のNXTでは18年にシェイナ・ベイズラーからNXT女子王座を奪取した。19年4月にスマックダウンに昇格すると、アスカとのタッグ「ザ・カブキ・ウォリアーズ」を結成してWWE女子タッグ王座も奪取。年間最大の祭典レッスルマニアでも防衛戦に臨んだ。コロナ禍となった20年7月、ベイリー戦を最後に日本に戻り、日本でWWEのアンバサダーとして活動していたものの、21年いっぱいでWWEとの契約を満了した。

その後、22年にスターダムに再参戦し、23年11月には新日本プロレス管轄のIWGP女子初代王者に。今年2月にメルセデス・モネに敗れて王座陥落した。8月には9月末を持って活動休止を宣言していた。