今年の大みそかに開催される全日本プロレス代々木大会で、挑戦者・田村男児(24)と世界ジュニアヘビー級選手権試合を戦う王者エル・リンダマン(28)が来年へ向けて大きな構想を打ち出した。

GLEATから全日本プロレスに参戦しているリンダマンは「(全日本のファンに)応援されたいんで。応援されるためにどうしたらいいのかなと思ったら、やっぱり強大な敵に立ち向かっていくことだと思うんですよ。でも全日本のジュニアには、僕に勝つぐらいの選手がいたとしても、僕より圧倒的に強大な選手っていうのはいない。ということはもう三冠(ヘビー級王座)に挑戦するしかない」と断言。2024年は三冠ヘビー級のタイトル取りにも挑戦したいという意向を示した。

リンダマンは会見で、7月に世界ジュニアのタイトルを獲得してから意図的に悪者を演じてきたと告白。「他団体に上がるときは、ちょっと悪い格好しながら、ファンの人に嫌われて、所属選手の怒りを買って、それでモチベーションを高めてもらって、いつもより良い形で挑戦してきてもらった方が自分的にもやりがいがある」という理由から「いろいろ悪態をつくようなことをやってきた」と説明した。

しかしその結果、「(全日本のファンに)ガチで嫌われちゃって」と苦笑い。SNSや、ファンがやっているポッドキャスト等でもズタボロに言われてしまったのだという。

そのため、ファンに求められていないのであれば「プロレスラーに一区切りつけてもいいのかな」とまで考えたという。ただ、心の中のもう1人のリンダマンが語りかけてきたもようで「悪いのはリンダマンではない。もちろんたたいてくるファンでもない。弱すぎる全日本ジュニアの選手たちだろ、ということになりまして」と気を取り直したという。

そしてリンダマンは田村を見ながら「お前らが弱すぎるせいで、オレが防衛を重ねたせいで、嫌われちゃってるんだってことに気付きまして。また前向きにプロレス人生を歩めそうです」と話し、5度目の防衛戦へ向けて意欲を示した。