プロボクシングで史上2人目の2階級4団体統一に成功したスーパーバンタム級4団体統一王者井上尚弥(30=大橋)が米スポーツ局ESPNの「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間MVP)」に選出された。ESPNが29日(日本時間30日)、発表した。

記事を執筆したマイク・コッピンジャー記者は「このスポーツ界でもっとも優れた男子ボクサーに贈られる賞は、ウエートに縛られない、抑えきれない才能を持つ世代の才能である『ザ・モンスター』にほかならなりません」と絶賛した。

昨年12月のバンタム級4団体王座統一戦となったポール・バトラー(英国)戦のKO勝利&4団体統一からさかのぼり、今年に入ってスーパーバンタム級に転向。今年7月には無敗王者だったスティーブン・フルトン(米国)を8回KKO撃破して世界4階級制覇に成功。同記者は「フルトンは井上にこれまででもっとも厳しい挑戦を与えたが、井上は何をしたのか? 強烈な8回KOで統一王者となった」と称賛した。

さらに今月26日にはマーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下し、転向表明から1年間で、2階級での4団体統一に成功。コッピンジャー記者は「コンビネーションパンチ、信じられないほどのバランス、そして激しいジャブでタパレスを打ちのめした」などと選考理由を解説した。