プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(34=志成)がプロデビュー15周年を迎える24年の目標に「統一王者」を掲げた。昨年大みそかに東京・大田区総合体育館で同級6位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)の挑戦を受け、7回2分44秒、KO勝利。20年大みそかの田中恒成(28=畑中)戦以来となる有言実行のKO撃破を果たし、一夜明けた1日には東京・目黒区の所属ジムで会見した。
区切りイヤーを迎えた井岡は「マッチメークや交渉にもよりますが、できれば統一王者としての形は残したい」と強調。同級最強とされるWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)の名前を挙げ「エストラーダと統一戦をやるのが理想。率直に一番戦いたいし、他団体の王者とも戦いたい」と掲げた。
プロ通算31勝目、世界戦通算勝利数を日本人単独トップの1位となる22勝に伸ばした。
今年3月には35歳を迎えるが「34歳でこれだけやれるイメージもわかなかった。自分の中でトレーニングや試合の過程で衰えたなとか別にないので。おそらく、それが3月に35歳になってもいきなり落ちるとか考えられない。身体とか状況、考えた方を成長するために、実感しながらやっている。今のところは35歳になってもいけると思う」と自信を示していた。
約1カ月間は世界戦で疲労した心身を癒やした上で、エストラーダとの統一戦を第1候補に見据えて始動する予定。WBAから同級1位ジョン・ラミレス(27=米国)からの指名挑戦の指令があった場合でも「すべて思い通りになるわけではない。与えられた選択肢になっても突き進んでいくしかない」との覚悟も示した。
また、IBF世界同級王者フェルナンド・マルチネス(32=アルゼンチン)との統一戦にも「交渉次第で興味はある」とも口にした。
なお井岡-ペレス戦はABEMAで無料中継された。

