ボクシングで日本初の「きょうだい世界王者」を狙うIBF女子世界アトム級1位の山中菫(22=真正)が8日、神戸市内の所属ジムで練習を公開した。

12日に後楽園ホールで同級王者の岩川美花(40=姫路木下)に挑む。兄の竜也(28=真正)は元WBO世界ミニマム級王者。菫は「日本で初めてのきょうだい世界王者を実現したい。上を向いて、より高みを目指していきたい」と意気込みを語った。

王者の岩川はすでに世界戦を5回経験している。試合巧者のベテランを相手に山中の“秘策”がボクシングスタイルの変更だ。「(岩川は)すごいキャリアあるんでうまさがあると思う。自分は若さと勢いでいきたい。いつもとスタイルを変えて、ガッツリファイターでいきます」と宣言。相手との距離を詰め、圧をかけていく「ファイタースタイル」で勝負を挑む。

初の世界挑戦も通過点にする。究極の目標は、アトム級での世界主要4団体のベルト統一。昨年末にスーパーバンタム級で4団体王座統一に成功した井上尚弥(大橋)の試合は「見ていない」と言うが、「自分もベルトをまとめたい。“女モンスター”って呼ばれたら、いいですね」と大目標を掲げた。