4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31)の幼なじみとなる元Jリーガー山口聖矢(30=ともに大橋)が逆転勝ちでデビュー2連勝を飾った。今年エントリーした東日本ライト級新人王初戦で鈴木将斗(21=本多)との同級4回戦に臨み、2-1(37-38、38-37×2)の判定勝利を挙げた。1回に左フック被弾でぐらつき、連打からの右を浴びてダウンを許した。リングサイドで見守った井上から「ガードが低い。ワンツーで(攻めろ)」などとアドバイスを受けると反撃に出た。
2回以降は井上の助言通りにワンツー、右カウンターなどで攻め込み、ダウンで許したポイント挽回。3回には鈴木の右ストレートを浴びてよろめいたが、何とか踏ん張り「サッカーで足腰を鍛えていて良かった」と苦笑。ジャッジは割れたものの、何とか勝利をもぎ取った。井上、そして井上の父真吾トレーナー(52)のアドバイスで冷静になれたとし「ナオ(井上)と真吾さんの声はよく通って聞こえます」と感謝した。
6日に東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)から1回に左フックを浴びた井上も2回以降に計3度のダウンを奪う猛反撃で6回TKO撃破する逆転勝利を挙げていた。幼なじみと同じような試合展開に、山口は「ダウンしたところで片膝をついてカウント8まで待って立ちました。(井上の助言が)役に立ちました」と感謝。井上はTKOでネリをキッチリ倒しただけに「自分も倒したかったですね。経験が浅い。次はもっと倒しにいければ」と振り返った。
これで昨年8月の加藤蓮(岐阜ヨコゼキ)とのデビュー戦で1回TKO勝利を挙げてから2連勝。今年の目標は全日本新人王制覇となる。山口は「1試合1試合、勝っていけば(全日本新人王)決勝も優勝も見えてくると思う」と口元を引き締めていた。

