東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦で、挑戦者となる同級2位の波田大和(27=帝拳)が新王者となった。同級王者坂晃典(32=仲里)に挑戦し、3回2分32秒、TKO勝利。
15年10月のプロ転向からから9年でタイトル初奪取となった波田は「本当に本当にめっちゃうれしい。坂選手に狙われていても、打てる準備があるところをみせた」と満面の笑みで喜んだ。
序盤からスピードで上回った波田は左ストレート、右フックで攻め込んだ。接近戦と連打で攻める坂の動きを冷静に対処。3回に連打からの右フックでよろめかせ、スタンディングダウンを奪取。その後も攻撃の手を緩めずに左強打などをねじ込み、レフェリーストップに追い込んだ。「正直、怖くて。でも負けるのがもっと怖い。リングは1人なので、やらなくてはと思っていた。言葉にうまくできない(喜び)」と苦笑した。
父寿和さん(56)も行司の木村寿之介という相撲一家に生まれた波田は、元世界3階級制覇王者長谷川穗積に憧れ、ボクシングの名門、花咲徳栄高に進学してボクシングの道へ。同3年時に総体と国体で準優勝してプロ転向した。会場に駆けつけた元旭道山の和泰さん(59)と父ら家族の目の前で念願のベルトを巻いた。波田は「チャンスをもらえて毎日、一生懸命やったことが形になった」と感慨深げだった。

