22年全日本選手権王者の横山葵海(22=ワタナベ)が衝撃デビューを飾った。ワン・ハオ(中国)との53・0キロ契約体重6回戦に臨み、2回1分02秒TKO勝ちを収めた。
序盤から左ジャブを繰り出すと、1回残り10秒、右ストレートでダウンを奪う。2回も積極的にパンチを打ち、ダメージを与える。最後は左ジャブ4発を浴びせながら前に出て、レフェリーストップによるTKO撃破を決めた。
「緊張はなかった。冷静にやることに集中した」と笑顔。2回のジャブ攻勢には「ジャブが当たらなかったら自分の距離じゃない。ジャブから(攻める)を心がけている」と振り返った。
3歳から小学6年まで空手を習い、全国3連覇。「優勝したりして、先に五輪とかがない。ボクシングに興味があった」。中学1年でボクシングに転向を決めた。今でも「試合の慣れ感だったり、ボディ打ち」と、過去に極めた競技の経験が生きているという。
「大学時代は五輪を目指していた」。中学高校とタイトルはなく「なかなか結果が…。優勝もできていなかった」。拓大3年の22年、全日本選手権バンタム級を制し、夢に一歩近づいたように思えた。
しかし「54キロ級で優勝したけど、その階級は五輪はなくて。(フェザー級に)1階級上げたけど、すでに原田周大(専大)が権利を取っていて…」。思い描いた夢舞台には届かなかった。舞台をプロに変え、戦い続けることを誓った。
そのデビュー戦で快勝。目標は「まず1戦1戦勝っていくことが大事。次戦も冷静に戦い続けたい。上を目指すのはまだまだ」。
渡辺均会長は「控えめなのが良いね」と笑い、次戦については「チャンスがあれば8回戦でやらせたい。年内に2試合やりたい」とした。

