セミファイナルのフライ級10回戦で、IBF世界フライ級10位京口紘人(30=ワタナベ)がIBF世界フライ級5位ビンス・パラス(26=フィリピン)を判定2-0(96-94×2、95-95)で下した。ガードをかためて的確にパンチを入れ続けた京口が上回った。

元世界2階級制覇王者でフライ級で3階級制覇を狙う京口は、今年5月以来のパラスとのダイレクトリマッチ。韓国で行われた前回対決では効果的に攻めたようにみえたが、ジャッジに支持されずに0-3判定負け。パラスとはIBF世界ミニマム級王者時代にも対戦しており、これで両者の通算戦績は京口の2勝1敗となった。

京口はこの日の試合後「自分はボクシングを始めたころは、3兄弟の中でも末っ子でセンスもない中でひたむきに頑張ってきたから今があると思うので。全国で、ボクシング以外でも頑張っている子供たちには、今、頑張れば10年後、花開くかなという、そういう希望を与えられるようなファイターになりたいとずっと思ってここまで来たので。今日リベンジできて本当にうれしいです」とホッとした様子で話した。

続けて「自分は前回負けて引退が頭をよぎったんですけど、結婚して毎日、妻に支えていただいて今日この日に臨んだので。妻に世界のベルトを巻く姿を見せるのが今の自分の一番の目標。そういう自分の目標を応援していただけたらうれしく思うのでみなさん、これからも応援よろしくお願いいたします」と話すと、亜希夫人がリングインした。

京口は「聖なるこの地に自分の妻である亜希ちゃんに上がっていただいて。亜希ちゃん今日はありがとうございました」と笑顔で妻に感謝した。【千葉修宏】