プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(27=M・T)が6月8日、東京・有明コロシアムでIBF世界同級王者西田凌佑(28=六島)との2団体王座統一戦に臨むと17日、発表された。今年2月、無敗挑戦者ダビド・クエジャル(メキシコ)を下し、3度目防衛戦成功。そのリング上で西田と並び立ち「やりましょう」とオファー。西田からも「ずっと中谷選手とやりたいと思っていた。ぜひやりましょう」と将来的な約束を交わしていたが、約4カ月後に実現することになった。

初の統一戦となる両者は同日、都内のホテルでカード発表会見に臨んだ。日本人の世界王者同士による王座統一戦は、12年の井岡一翔-八重樫東戦、22年の寺地拳四朗-京口紘人戦、今年3月のユーリ阿久井政悟-寺地拳四朗戦に続いて国内4度目となる。

世界3階級制覇王者となる中谷はWBO世界フライ級王者時代から統一戦を希望していたが、WBO世界スーパーフライ級王者時代も含めて実現していなかった。西田戦は待望の統一戦となる。今月7日、相模原湖CCで合宿を開始した際には「あんまりバンタム級は長くないかなと。体的にも、フィジカル的な部分にも。僕の気持ち次第ですぐ(スーパーバンタム級)に上げるかもしれない」と率直な心境を口にした。

3月31日に都内で行われた24年ボクシング年間表彰式では、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)から「中谷君、1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げましょう」と提案され、握手を交わして約束。早ければ6月の西田戦がバンタム級ラストマッチになる可能性も否定せず「最後になるかは分からないですけど、ベストを尽くしていきたい」と意気込んでいた。

なお同興行では、WBC世界同級1位那須川天心(26=帝拳)がWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ)との10回戦に臨む。また21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得した坪井智也(29=帝拳)がプロ2戦目でWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座に挑戦。獲得すれば日本最速タイ記録のタイトル奪取となる。